2001.06.21 アフリカ日食観測記
アフリカの黒い太陽を求めて(その2)
 報告者:清N
 
今日の日食の観測場所は、この空港ビルの正面の空港駐車場(250mほど歩く)
まずは、自分の荷物を持って人ごみのビルをでる。
と、大勢のザンビア人のものすごく陽気な歌と踊りで盛大な歓迎を受ける。
ちょうど結婚式の最後に新郎新婦が参列者のアーチの中を退場するときのような人並みが両脇にできていて、くぐるように「サンキュウ、サンキュウ」を陽気に連発してようやく観測場所の駐車場にたどり着く。

駐車場は、周りを1mほどの高さの生垣で囲まれており、広さは、50m×150m(東西に長い)で、ちょっとした小学校の校庭より広く、舗装もされている。
ここで100人が観測するには十分な広さだ。
まず、陣取りだ。
周りを見渡し観測の場所を探す。
どこに機材を組み立てるか。
今回は、北西の方角、高度30°で皆既になるため、当然、日食の風景を写そうと思えば地平線も写る。
できるだけ絵になる構図の取れる場所を探す。
なぜか、ほとんどの人は駐車場の東側に陣取ったので、私は、できるだけ他の観測者を避けて西に陣取ることにした。

プロトレックでまず方位を確認。
三脚を立てプレートをのせ、真中に微動装置のついた雲台をとりつけ400mm+1.4テレコンをつけたEOS1Vをのせる。
これの右側には、バルの自由雲台を取り付けてマミヤプレス6×9に75mmの広角レンズをつけて載せる。
更に左側にも自由雲台を載せこれに17mmの超広角レンズをつけたEOS1を載せる。
たったこれだけの機材が何であんなに重いんだろうとふと考えてしまうが、上には上がいて、ペルーでいっしょだった林氏は、600mm F4に300mm F4、20mmの広角、7mmの魚眼にデジタルビデオ2台。総重量は60kgを越したとか。
どうやってあの成田出発時の荷物のチェックインをクリヤしたのか不思議でならない(あとで、ウラ技を伝授していただいた)
それよりも、6台もの機材をどうやって使いこなすのかが興味のあるところである。
駐車場に入ったときには、11時を回っていて、機材を組み立てたら12時を過ぎてしまった。
駐車場内では、やはりビュッフェスタイルでの昼食が取れるようになっていて、飲み物もドリンク類から冷えたビールまで用意してある(飲み物は有料)。急いで、昼食を済ませ機材のセッティングに入る。

「第1接触まであと30分です」
加T添乗員がマイクを持ってウグイス嬢にかわった。
突然、目の前に現れた警備の軍人さんは、さっきの空港で握手した軍人さんで、何か話し掛けてくるが、今度はなまった英語なのかなんとなく少し聞き取れる。
「太陽を見るサングラスがほしい」といっているようなので、それではとメキシコ日食の折に旅行社で配布してくれたビクセンの日食グラスを「プレゼント」する。
そしたら、婦人警官も現れて私にもちょうだいとのこと。
「ソーリー」、「オンリー、ワン」、「アイ ハブ ノー タイム」とにかく単語を並べ立て、身振り手振りで時間がないからあっち行ってとお引き取り願った。
しかし、せっかくだから「プリーズ テイク ア ピクチュア ウイズ ミー」。
 
観測機材 セッティングした観測(撮影)機材。 軍隊と婦人警官
観測場所警備の軍隊と婦人警官

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